2015年6月28日日曜日

【TAOサバイバル】 ヤマダ電機の今を 東洋思想で紐解く


ヤマダ電機、46店を閉店 拡大路線転換、都市部に注力 
                      (5月24日 朝日新聞)






人間と同じように、会社にも寿命がある
その寿命は、12年サイクルで考えるとわかりやすい。

会社は、
12年で一つの季節(冬)を終え、
次の12年という季節(春)、そしてその次(夏)、さらに次(秋)と移っていく


ヤマダ電機のように一度は業界で天下を取った会社は、創業から12年サイクルを2回乗り越えている。
そして、いわゆる一流企業は、最低でも12年×4回=48年を乗り越えてきている。

一流企業とそうではない企業の差は、30−40年を乗り越えられるか、だ。
(1980年代前半、日経は企業の寿命は30年と主張していた)


春夏秋冬の四季を乗り越えないと一人前にならないのも人間と同じだ。


・・・

この30-40年間、
円高不況、バブル崩壊、金融危機、少子高齢化、中国の躍進、サブプライム、増税と様々な試練があった。


ヤマダ電機の歴史も、1973年創業(山田電化センター)からこの間を生き抜けてきた歴史である。


ヤマダ電機は、

冬の時代(1973-1987):創業から、量販店モデルへの試行錯誤

春の時代(1988-2000):北関東の戦いを制する

夏の時代(2000-2012):大店法改正の波にのり、上場と全国展開制覇により売り上げ1兆円突破、創業者は会長へ

秋の時代(2013-2025) :エスバイエル買収等によるスマート住宅産業への業態転換と今回のリストラ


・・・


ヤマダ電機のように、一旦、業界で天下を取った会社は、各時代(12年;ちょうど干支が一回りする時期に、大きくなる。

春から夏へは、飛躍の為に、外界の変化(規制緩和、新技術)をてこに浮上する。
ここで波に乗れない経営者は、春の時代のビジネスのまま、衰退するようになっている。

夏から秋への転換は実はとても厳しいものになる。
何といっても、立志伝中の成功者であるので、自分の運と能力に絶対的自信を持っているのだ。だから、突っ込む場合がある。それで自爆死する人も多い。


創業者の山田さんはたいした人だと思う。変化を察知したのだろうか?
熱狂の最後(夏の終わり)に、住宅とICTを結びつけ方針を転換した。
TAO的に見れば、これが3、4年早ければ、今回の店舗閉鎖もなかったかも知れない。
(2006年以降(夏の後半時の買収がボディーブローのように効いてきている)


秋のサイクルは、勝ち馬と組むこと、これがポイントだ。
会社のエネルギーが落ちているいま、他の会社からエネルギーをもらうことが更なる飛躍への第一歩だ。今は、秋の3年目、あと3年後の2018年にこの企業の秋分がくる。

この時(2017年おそらく消費税10%)に襲う不況を誰と乗り切るのかがヤマダ電機の寿命を決めるのではないか?

ソフトバンクとの提携が鍵を握るだろう。

・・・


ヤマダ電機も、トヨタも、日立も、三菱も、SONYも TAOの法則から逃れることはできない、


万物はすべて循環す。
その循環は陰と陽のエネルギーの変化から生ず。
サバイバルするには、人間を超えた力を如何に味方に付けるかで決まってくる。
TAOを味方にできない国家、企業、個人は必ず衰退する。

いかなる天才も英雄も、この力に逆らうことはできない。
また、いかなる企業も国家もこの法則から逃れることはできない。



最強、究極のサバイバル術 = TAO 
それは、未来を予測し、凶事を避け、絶え間ない成長、進化を可能にする秘法なのである


・・・

今回は、TAOの一秘法 時(サイクル)に関してお話をしてみました。
TAO秘法を 皆さんにこれから 少しずつ公開していこうと思います。







2015年6月27日土曜日

実際のところ、マインドフルネスとは何なのか?

※ この記事は、マインドフルネスの指導者であるPeter Bliss氏の "What actually is Mindfulness?"を和訳したものです。ご自身の瞑想やマインドフルネス活動の参考にしてください。



私はもちろん、マインドフルネス状態が生産性を高め、より創造的に、満ち足りた気持ちにさせ、そしてストレス値を減らしてくれることを知っています。でも、実際のところ、マインドフルネスとは何なのでしょう?

私は人からよくこの質問を受けますので、ここでお答えしましょう。

「・・・何なのでしょうね?」

私は、マサチューセッツ大学医学大学院教授、同大マインドフルネスセンターの創設所長であり、尊敬すべきMBSR(マインドフルネスストレス低減法)プログラムの考案者であるカバット・ジン氏によるマインドフルネスの定義が気に入っています。


「今、この瞬間に対して、何も評価することなく、特定の方法で注意を払うことである」


マインドフルネスは、どこかにたどり着くためのものではありません。むしろ今この瞬間、私たちがこの状態で完全であること。私たちという存在と意識の持つ、すべての力に気づくためのものなのです。

思考が、私たちのすべてではありません。実際、思考は私たちのごく一部にすぎないのです。しかし私たちは、脳内で起こる思考とともにあまりにも多くの時間を過ごしています。思考を客観的に眺めると簡単に手放せるということを学習せず、いつまでたっても大げさなぐらい深刻にとらえてしまいます。

思考に一日中気を取られてそれらに支配される代わりに、できることがあります。
自分たちの周囲の世界や、他の人々、私たちの身体に何が起こっているのか… しっかり目を向けること。あるいは、ただ静けさの中にいて、私たちが持っているもののすべて、そして私たちがもうなっているもののすべてに驚き、その神秘に感謝することです!

2015年6月16日火曜日

ブッダの教えとマインドフルネス




最初の数回コラムはマインドフルネスの原点である、ブッダの教えを少し紐解いてみたいと思っています。

マインドフルネスとは「気づき」とも訳され、仏教用語では「念」という言葉が当てられます。この気づきを確かなものにするためには、身体・感覚・心・法という四つに心を向け、気づきを確立することが大切になります。 今回は「身体」に注目してみましょう。

私たちが日々あたり前のように生きているこの身体ですが、古くから哲学の対象となるように不思議なものです。この身体が「在る」ということを考える、あるいは捉えるだけでも意味深いことではないでしょうか? 身体がない人がもしいるとしたら、その人は存在しているといいにくいでしょう。つまり、身体を意識することで、「私」という存在の居所がクリアーになります。現代は身体を忘れがちな社会ですが、身体を忘れると「私」の心は居所を失い彷徨うでしょう。


心の成長や進化を体系的にまとめあげたアメリカの思想家ケン・ウィルバーによれば、自我が確立して心が成熟した時、その先にあるのは心と身体の統合である「ケンタウロス」というステージになります。私たちが身体をあらためて意識する必要があるのは心理的な成長でもあるのです。だからマインドフルネスが話題になり、ヨガ、マラソン、フィットネス、アウトドアなど身体に意識を向けるような活動が盛んとなっているのだと思います。


ケン・ウィルバー



 身体の観察に含まれる第一のものは「呼吸」です。生まれてから死の瞬間まで続く息はまさに生命の象徴です。この呼吸が入ってくるままに、出ていくままに気づきます。今この瞬間、あなたはどんな呼吸をしているでしょう?緊張した時、どんな呼吸をしているでしょう?またリラックスしている時は?呼吸を少しでも意識する、その瞬間を日常の中に持つことがマインドフルネスへの入り口です。

他に「ここ」を意識してみてください。あなたは今どこにいるでしょう?場所、部屋のどこにいるか、空間のどこにいるかを意識することはできるでしょうか?手を挙げてヒラヒラ動かしながら、「ここに手がある」と気づいてみてください。動きを意識することで、今ここに心が定まりやすくなります。動きから身体を意識するやり方は、マインドフルネス瞑想の可能性を広げてくれるでしょう。歩く時の一歩一歩を意識してみましょう。

また、身体の一つ一つの部位に意識を向けることもできます。触れることでもいいでしょう。あるいは皮膚や筋肉や血液や内蔵や骨でさえ、新陳代謝を繰り返す中で変化し続けていることに気づきを持ってみます。私たちは自分の心にしがみつくものですが、実は身体は瞬間瞬間に変化しています。身体は自分が自然の一部だということにも気づかせてくれるでしょう。

 次回は、気づきの確立に欠かせない「感覚」について触れていきます。


松村憲



2015年6月13日土曜日

Steve Jobs と瞑想





Steve Jobs on Meditation

“If you just sit and observe, you will see how restless your mind is,” Jobs told his biographer, Walter Isaacson. “If you try to calm it, it only makes it worse, but over time it does calm, and when it does, there’s room to hear more subtle things, that’s when your intuition starts to blossom and you start to see things more clearly and be in the present more. Your mind just slows down, and you see a tremendous expanse in the moment. You see so much more than you could see before. It’s a discipline; you have to practice it.” -Steve Jobs CEO of Apple.


スティーブ・ジョブスの瞑想

「自分のマインドをただ客観的にみるだけで、如何に自分の頭の中がせわしなく動いているのかがわかるでしょう」 とジョブスは語った。「それを静かにしようとすると、一時的には状況を悪化させることのほうが多い。しかし、続けているうちに マインドは確かに静かになってくるのです。そして、その静かな状態にひとたび到達できた時、小さく繊細なことに耳を傾ける余裕が生まれてくる。その時、私たちの直観が開花するのです。そして、この場で起こっていることをよりクリアに見ることができるようになり、この瞬間に自分の視野が大きく開いてきます。見えていなかったことがどんどん見えてくるようになるのです。ただ、これは継続的に続ける必要があります。練習あるのみなのです」


(訳:小島美佳

2015年6月12日金曜日

【訳】 マインドフルネスに関する厄介な真実

※ この記事は、 Willoughby Britton: "The Messy Truth About Mindfulness"を和訳したものです。ご自身の瞑想やマインドフルネス活動の参考にしてください。 



「今後、マインドフルネスに関する混乱が生じるのは避けられないでしょう。」研究者であり、マインドフルネスに関する指導者であるウィルビー・ブリトン氏が、マインドフルネスが人気となるにつれて高まる熱狂と、同時に存在する落とし穴について語ります。

ウィルビー・ブリトン氏は、ブラウン大学メディカルスクールで精神医学と行動学の助教授を務めています。同時に、20年にわたってマインドフルネスの指導者として活動しています。私たちは、ボストンで行われた、マインドフルネスの理論と実践について語り合うイベント「マインドフルネス・リトリート」の後に、ブリトン氏に会いました。
ブリトン氏の発言はしばしばメディアで取り上げられますが、ここでは、彼女自身の言葉で、マインドフルネスに関するいくつかの厄介な真実を語っています。

瞑想はただ平穏で穏やかなものではありません。ときには感情や記憶が浮かび上がり、それに向き合う必要も出てくるのです。
「瞑想は、昨今もてはやされているように『心地よいお風呂』のようなものではないのです。」とブリトン氏は語ります。
「多くの心理的なテーマが去来します。古い怒り、傷、その他諸々です。トラウマを抱えている人であれば、トラウマティックな感情が湧きあがり、セラピーなどの外的支援を必要とすることもあり得るのです。」ブリトン氏の調査のいくつかでは、瞑想の熟練者や研究者が集中的に瞑想を練習した結果、おちいる場合のある「厳しく困難な心理状態」を理解するヒントを提示しています。

私たちは、こんなに瞑想がポピュラーなものになると予想していませんでした。
ブリトン氏は、学校に瞑想を取り入れたいと考えている教育者からアドバイスを求められたときに警告を添えるのを忘れません。「予想以上の結果になる心づもりをしておいてください。」ブリトン氏は、ブラウン大学で夏休み中、毎日12時間森で瞑想するほど熱狂する学生たちを見てきました。「瞑想の指導者は、学生をしっかりと見守る責任があります」と彼女は言います。

ブリトン氏は初めて瞑想にトライする人には、瞑想を他者に勧める前に、まず自分でじっくりと瞑想の実践をするようアドバイスしています。「私はそれをしないとどうなるのか容易に予測できるので、みなさんがそうしない理由がわかりません。」

科学が瞑想と出会うとき:理論と実践の融合
ブリトン氏は、彼女を瞑想に導いた「苦しみの軌跡」を語ります。彼女が20代に大学に在籍していたころ、彼女の親友が自殺しました。彼女は、自らの内に膨れ上がる不安に対処するため、ジャック・コーンフィールドによる「心とともに行く道(A Path with Heart)」という本を手に取りました。

「瞑想を始めたきっかけはこの本でした。それ以来、10年近く、私は常にこの本を持ち歩いていました。この本は、私にとって聖書のようなものです。」