2015年5月29日金曜日

【訳】グーグルのマインドフルネストレーニングを受けると何が起きるのか?(後半)

※ この記事は、 What's It Like to Take Google's Mindfulness Training?の前半を和訳したものです(前半はこちらです)。ご自身の瞑想やマインドフルネス活動の参考にしてください。 




ある日、私は、ニューヨークのグーグルの、ミーティングルームにいました。予定通り、部屋には30人ほどのグーグル従業員が思い思いに歩いたり、座ったりしていました。ここにいるのはエンジニア部門、プロダクトマネジメント部門、人事、経理、営業部門の従業員たちです。

「ニューヨーク初の『サーチインサイドユアセルフ』へようこそ」と、スタンフォード大学のフィリップ・ゴールディン博士が言いました。「私は神経科学者としてキャリアを積んできました。私は皆さんが、なぜこのプログラムで私たちが、自分たちの外側と同じように内面を見つめる必要があるのか、理解する助けができればと思っています。今から、心のマインドフルな状態と感情の知性について、お話します。パソコンや携帯電話の電源を切って、今ここにただ存在しているだけの状態になってください。」

フィリップが、感情に反応する大脳辺縁系と身体における気づきについて話していた時に、私は(おそらく緊張からくる)首のこわばりを感じていました。

彼は、瞑想をすることで、人が、いかに気が散らなくなるかについても話しました。「驚く」という反応が減り、自分の考えが変わっていくときでさえも、落ち着いてそれを眺めていられるのです。

フィリップはまた、私たちが落ち着きを保てる、優雅なポジションを取るよう、私たちに指示します。
「尾骨を意識して、座りの良い態勢を取ってください」
彼は手順を説明します。
「私がこの静けさを理解すると、私は…」「静止します。」「気づきと観察の中に入り込みます。評価のない状態に」。

生徒の1人が言いました:「大いなる宇宙につながったような気持になりました。そう、私はここ(大いなる宇宙)に属しているんだ、私は理由があってここにいるんだ、仲間として出会う人がいるんだ、と思えました。私は一人じゃないんだって。」
他の参加者も、だんだん反応し始めました:「立ったまま寝ちゃった。」
『頭に命中!』と書いてあるTシャツ(黒地に白い字で)を着た参加者は「呼吸のエクササイズをしているときにすごく奇妙な気分になりました。その時間がすごく長く感じて…休憩したくなりました。」他の参加者はこう言いました:「心ってすごく速く移り変わるんですね。私、タイピングするときに自分の気持ちよりも速く打てたことないと思う。」

これがグーグルでマインドフルネスのクラスを行ったときの反応です。私はそこでたくさんのことを学んだし、たくさん笑いました。私は、真実はそれぞれの人の中に、それぞれ素晴らしく、ユニークな形で現れるということを発見しました。

―ミラバイ・ブッシュはThe Center for Contemplative Mind in Societyのシニア研究員であり、副所長です。また、起業家、リーダーシップ、広報に焦点を当てた瞑想プログラムを開発しています。

<終わり>

訳:北里史絵

2015年5月15日金曜日

【訳】グーグルのマインドフルネストレーニングを受けると何が起きるのか?(前半)

※ この記事は、 What's It Like to Take Google's Mindfulness Training?の前半を和訳したものです
(後半は後日アップ予定です)。ご自身の瞑想やマインドフルネス活動の参考にしてください。




グーグルの「サーチインサイドユアセルフ(Search Inside Yourself)」プログラムの共同開発者であるミラバイ・ブッシュは、私たちにこのプログラムの1日体験をさせてくれた。

―あなたが「グーグルで働くのはどんな感じなのだろう」と思ったことがあるなら、あるいはもっと具体的に、「グーグル従業員のためのマインドフルネストレーニング、すなわち『サーチインサイドユアセルフ(以下SIY)』の名前で知られるプログラムを受けると、どんな感じがするのだろう」と思っているなら、少し中身を紹介しましょう。私は、グーグルの「陽気な善人」チャディー・メン・タンと、サンフランシスコ・禅・センターの前住職であるノーマン・フィッシャーとともに、SIYの開発をサポートしました。
今日、SIYはスタイルが確立され、グーグル内にとどまらず幅広い組織に提供されています。多くの革新的な組織が採用するに至り、「職場のマインドフルネス」という一大トレンドを形成する重要な一部となっています。もしまだあなたの組織に取り入れられていなかったとしても、遠くない未来に機会がめぐってくるかもしれません。

マインドフル・ダイレクト(マインドフルネスな活動に関わる人たちへインタビューする動画プロジェクト)で、ビル・デュアンはこう話している。(インタビュー動画のリンクはこちら

SIYへの貢献者であり指導者でもある私の、SIYに関する個人的な印象をお話しましょう。
ある日、マウンテンビューでのグーグルのSIYクラスで、メン(チャディー・メン・タン)が、受講者に向かって、マインドフルネスのエクササイズを行った後にどのような感覚になるかを2語文で言い表すようリクエストしました。
ピープルオプス(アメリカのコンサルティング企業)から来たリッチは「ノンジャッジメンタル・エクスペリエンス(ジャッジしないという経験)」と言いました。科学者のアフメドは、「とてもつながっている」と言い、弁護士のリクルーターであるウィルは「デフラグされたハードディスク」と言いました。
…過去数十年にわたって、マインドフルネスの指導者が「デフラグされたハードディスク」などという言葉を使ったことがあったでしょうか?きっとなかったでしょう。とてもユニークな表現です。

その後、食堂のランチの列に並びながら、近くの参加者同士が話しているのを聞きました:グーグルのロゴの入った黒いTシャツを着た若いエンジニアが、「ここに来るのには罪悪感があったんだ。でも上司が『まあとりあえず行って来いよ』って言うから。」と言い、グレーのパーカーにランニングシューズの別の人物がそれに対して「え、僕の上司の1人は援護射撃をしてくれたよ。彼は『自分もSIYに行ったけど、とても役に立った』と言ったんだ」と話していました。私は軍で働いていたこともありましたが、いまだかつて、瞑想と関連することがらで「援護射撃」なんていう言葉を聞いたことがありません。思いやりの気持ちがパワフルに表わされた言葉です。

(後半に続く)

訳:北里史絵

2015年5月1日金曜日

【訳】 忙しくて時間がとれない人が瞑想するためには?

※ この記事は、How To Find Time To Meditate の一部を抜粋、和訳したものです。ご自身の瞑想やマインドフルネス活動の参考にしてください。






瞑想のための時間をつくることは、あまりロマンチックではないかもしれません。
妙にやる気がある感じですし、潔癖な印象を受ける人もいることでしょう。しかし、何かのために時間を作るというのは、その重要性を理解しているからに他なりません。文字にすること、特に手書きでそれをやることは、記憶に残すという意味でもインパクトがあります。瞑想のための時間をスケジュールに書き込むことは、自分のための時間をとる責任を持つこと、アポイントメントを約束することになるのです。